DHAが私たちヒトの脳や目の網膜の働きをよくしたり、さまざまな有効作用があることがわかって、いまちょっとしたDHAのブームが起こっています。DHAというのは元来、魚の脂質(油分)の中に含まれている成分ですが、では、魚にとってDHAはどんな働きをしているのでしょうか。ハリマ化成では、DHAが魚の成長過程、つまり、稚魚(魚の赤ちゃん)に及ぼす影響について研究を進めています。現在、日本の漁業は、200海里問題や資源の減少、枯渇などの原因で、年々漁獲高が落ち込んでいます。そこで獲る漁業から、育てる漁業・栽培漁業への転換を迫られています。事実、日本各地には、「栽培漁業センター」などの施設が数多くあり、それぞれ活発な活動が展開されていますが、じつは、何年か前までは、人工孵化まではスムースにいっても、稚魚を放流するまでに育てることが非常に困難でした。なにしろ、卵から孵ったばかりの魚の赤ちゃんは、平均で2〜3ミリとなんともたよりないサイズですから、水槽の水の温度がちょっと変わったとか、エサのプランクトンが違ったというような些細なことが原因で、大量に死んでしまったり、育つことは育ってもまるで元気のない、つまり虚弱質でとても放流するどころではないといった魚になってしまうのです。なぜ、そうなるのか、その原因をつきとめたのが、東京水産大学の教授のグループでした。教授らのグループは、ごく一般的に稚魚のエサに使われているプランクトンの成分の中に、稚魚の成長に不可欠のQ‐3高度不飽和脂肪酸が不足しているか、まったく含まれていないことをつきとめ、これが稚魚の健全な育成を阻む原因であることを明らかにしました。
[参考サイト]
DHA|サントリーウエルネスオンライン通販
http://www.suntory-kenko.com/supplement/main/43322/
→ DHA & EPA+セサミンE