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弔事のお金包みと供物の水引について

現在、弔事のお金包みと供物の水引は、一般的に黒白が用いられます。もともと弔事の正式な水引の色は「白」で、「黒白」「青白」は略式なのですが、いつしか黒白が定着しました。水引の本数は、二本、三本、五本、七本、九本と束ねて用いるもので、弔事の場合は偶数の二本や四本で用いるのが本来のやり方です。ところが現在は、慶弔いずれの場合も五本か七本を束ねた水引が多くなっています。市販品を使って本来のしきたりどおりにするときは、水引がついているものを買い、いったん水引をはずして袋の合わせ目の左右を逆にし、裏の折りは下を折ってから上の折りをかぶせます。水引も五本のものが使ってあれば一本か三本はずして、四本または二本にして使うようにするとよいでしょう。「のし」は酒肴を添えるという意味で、昔はのしあわびを使っていました。ところが、仏事には生ぐさものを使用しないため、弔事のときは酒肴を用いないようになり、自然に「のし」も使わなくなりました。したがって香典のお金包み、供物のかけ紙には「のし」をつけません。慶事には新札を、弔事には古いお札を使うと、よくいわれます。これは、弔事の場合、新札だと「この日のために用意しておいた」ととられる、ということのようです。しかし、霊前に供えるものですから、汚れたお札だと失礼です。慶弔いずれの場合も新しい紙幣にしましょう。

食事中に席を立つのはいけないこと

着席のパーティー時間は、開始から終了まで二時間ほどあります。できれば、その間は席を立たないほうがよいのですが、やむを得ずということもありますから、そのときは目立たないように静かに行動しましょう。ナプキンを畳んでイスの上に置いておけば、それは「また戻ります」というサインになります。そのとき隣の人に「ちょっと席をはずしますが、すぐに戻ります」と、忘れずに声をかけておきましょう。どうしても会食の途中で帰らなければならないときは、ナプキンをできるだけ小さく畳んでテーブル上に置きます。お皿が下げられてないときは、自分の左前に置きます。お皿がないときは正面に置いてけっこうです。こうしてあれば「もう戻りません」という合図になります。この場合も隣の人に「やむを得ずお先に失礼します」とひと声かけること。余分な心配をかけずにすむからです。

電話の取り次ぎ

取り次ぐときは、相手の名前と誰に取り次ぐかと、できれば用件を聞いて、手元のメモ用紙に書いておきましょう。特に、同姓の人が何人かいる場合は、「○○課の○○でございますね?」というふうに部署とフルネームの確認を。取り次ぐときは「○○さん、電話より」などというのはバツ。必ず相手に聞こえてしまうものです。相手の名前などをていねいに言ってからにすること。取り次ぐ人が手が離せず、相手を待たせる時間はせいぜい1、2分。それ以上かかりそうだったら、「少々時間がかかりそうなので、こちらからおかけ直しいたします」と応えて相手を待たせないようにします。また、取り次いだあとも電話にしばらく出なかったら、「申しわけありません。もうしばらくかかるようですが、いかがいたしますか?」とフォローしておくこと。取り次ぐ人が見当たらないときに、あっちこっちに電話をタライ回しにするのも失礼です。こういうときは、本人が不在ということで対応をすること。不在の場合、「申しわけございません。○○はただいま外出して(席を外して)おります」と応えるだけでは50点。「戻り(連絡が入り)次第こちらからお電話さし上げましょうか?」と聞くと70点。「○時頃戻る予定ですが、こちらからお電話させましょうか?」と聞けば90点。さらにその次に「よろしければご用件を承っておきますが……」と伝言を聞けば満点です。不在のときは、間違っても本人かどこに行っているかを教えてはいけません。不在の理由はあくまで「席を外している」「外出している」「休暇」「出張」の四つ。